続・美味しいだけでは売れない|なぜ隣だけ行列になるのか?
キッチンカー経営のリアル #4-3
いい現場に入れた。
来場者数も多い。
天気も悪くない。
「今日は売れそうだ!」
そう思っていたのに、終わってみれば期待したほど売れなかった。
一方で、隣のキッチンカーには長蛇の列。
私は何度も経験しました。
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先日からキッチンカーが売れるためには、超えるべき壁が2つあるという話をしています。
1つ目は、いい現場に入ること。
そして2つ目が、その現場でお客様に選ばれることです。
前回は、いい現場に入る方法について書きました。
スポーツイベント。
学園祭。
犬フェス。
地域のお祭り。
そういった集客力のある現場に入ることができれば、売上の可能性は大きく広がります。
でも、実際にはそれだけでは足りません。
どれだけ人が集まるイベントでも、その場でお客様に選ばれなければ売上にはつながらないからです。
今回は、2つ目の壁。
「その現場で選ばれる方法」について、私なりの考えを書いてみます。
その場で選ばれる条件は2つ
その現場で選ばれるかどうか?
私の経験上、ポイントは大きく2つです。
・料理カテゴリーは間違っていないか
・お客様に伝わっているか
まずは料理カテゴリーから考えてみます。
料理カテゴリーは間違っていないか?
どんなに美味しい料理でも、その現場のニーズとズレていると苦戦します。
私が特に見るポイントは3つあります。
・わかりやすいメニューか
・季節や気候に合っているか
・客層に合っているか
です。
あなたのメニューはわかりやすいか?
キッチンカーでは、小難しいメニューや目新しすぎるメニューは売れにくい傾向があります。
理由はシンプル。
お客様が想像できないからです。
聞いたことがない。
食べたことがない。
初めて見るお店。
そんな状況で購入を決めなければなりません。
自然と選ばれるのは、想像しやすい商品です。
たとえば、
・やきそば
・からあげ
・ケバブ
・ハンバーガー
スイーツなら、
・クレープ
・ベビーカステラ
・チュロス
・りんご飴
などでしょうか。
もちろん例外はあります。
ただ、まずは見た瞬間に何の商品かわかることが重要です。
大きなイベントでは募集段階でカテゴリーのバランスが調整されていることもあります。
それでも、カテゴリー選びを間違えると現場では苦戦します。
季節や気候に合っているか?
キッチンカーの出店は基本的に野外です。
季節。気温。風。日差し。
自然の影響を大きく受けます。
暑い日には冷たいもの。
寒い日には温かいもの。
当たり前ですよね。
お客様の需要は日々変わっているということです。
もちろん季節を問わず売れる定番商品もあります。
ただ、気候を読み違えると売上は大きく変わります。
天気予報を見るだけでなく、そのイベントに来るお客様が何を求めるかまで想像することが大切です。
客層に合っているか?
イベントによって集まるお客様は大きく変わります。
たとえば、
・野外音楽フェス → 若者や大人
・公園イベント → 親子連れや家族
・展示会やEXPO → ビジネスパーソン
同じキッチンカーでも、売れる商品は変わります。
その場のニーズに合っていなければ、選ばれるのは難しくなります。
でも、当日になってからは変えられない
ここまで読むと、
「客層に合わせてメニューを変えればいいんですね!」
と思うかもしれません。
その考え方は正しいです。
ただ、
多くのイベントでは応募時点で販売メニューが決まっています。
つまり、
当日になってから大枠の戦略を変えることはほとんどできません。
出店が決まった時点で、勝負の大部分は始まっています。
私自身、
「このイベントなら別の商品で応募すればよかった」
と思ったことが何度もあります。
でも、その時点ではもう変えられません。
悔しいですが、次回に活かすしかないのです。
当日にできること|お客様へ”わかりやすく伝える”
それでも、出店するからには、売りを立てないといけません。
では、当日にできることはあるのか?
それは、
自分の商品をわかりやすく伝えることです。
私はここを軽く見ていましたが、
今は、かなり重要だと思っています。
キッチンカーが並んでいる状況で、
お客様は立ち止まってメニューをじっくり読むわけではありません。
歩きながら数秒で判断しています。
「何のお店だろう?」
「美味しそうかな?」
「並ぶ価値はあるかな?」
そんなことを一瞬で考えています。
だからこそ、
・何屋なのかを大きく見せる
・一番売りたい商品を大きく見せる
・価格を見やすくする
・写真で直感的に伝える
こうした工夫が重要です。
実際、
5〜10m離れた場所から見た時に、
「何を売っているかわからない」
というキッチンカーは意外と多いです。
こだわりや特徴を伝えるのも大切です。
ただし、長い文章はほとんど読まれません。
まずは、何の商品なのか。
そして、美味しそうか。
そこが伝わらないと始まりません。
また、キッチンカーならではの強みとして、匂いもあります。
調理中の香りは立派な販促です。
視覚。
匂い。
この2つは想像以上に大きな武器になります。
このあたりは奥が深いので、次回は看板やPOPについて詳しく書こうと思います。
美味しいだけでは選ばれない
キッチンカーを始めた頃の私は、
美味しい料理を作れば売れると思っていました。
もちろん、美味しいことは大前提です。
でも実際には、それだけでは足りません。
・その現場に合ったカテゴリーを選ぶこと
・お客様にわかりやすく伝えること
この2つが揃って、ようやく勝負になります。
売れない理由を、すべて味のせいにしてしまうと改善できません。
なぜなら、お客様はまだ食べてないからです。
現場選びなのか。
カテゴリーなのか。
伝え方なのか。
まずは切り分けて考えることが大切です。
キッチンカーは飲食業です。
でもその前に、「選ばれる」を追求する仕事でもあります。
(…書いてて思ったんですが、これがマーケティングなのでしょうか。
私もまだまだ勉強中です。
あなたは、
ここぞという時に選ばれなかった経験はありますか?
もしあれば、返信で教えてくださいね。
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次回以降は、この記事で少し触れた、
「わかりやすいメニュー」
「キッチンカーの看板・POP・伝え方」
の部分ついて書いてみようと思います。
では。




みちさんこんにちは!自分も最近マーケティングについて学んでいるのですが、味が美味しいのは基本で、そこからいかに上手に顧客ニーズに沿ったものや見せ方をどうするかというところですよね。逆に言えば味がそこまででも見せ方とニーズがあれば売り上げが上がるという。商売は難しいなと感じます😅
みちさんの話を見て、以前公園で見かけたキッチンカーについて思い出しました。
桜が楽しい季節、長男のちょなるぼんと散歩してました。ジムに行った後だったので、少し小腹が空いたなぁって思った矢先に、公園でクレープを売ってるキッチンカーを見かけました。かなり心が動いたんですけれども、その時、ぼくは現金を持っていなかったんです。なので、「キャッシュレス決済ができるのかなぁ」と思って看板を見たんですけれども、それっぽいものが全くなかったので、近づくことなく、離れちゃったんですよね。なので、ちゃんとしか看板がないと「機会損失」になっちゃうのが、キッチンカーの難しいところだなぁと感じました。
そんな困難を乗り越え、奮闘しているみちさんを応援しています✨
https://stand.fm/episodes/69c8b7562b5f12fc067caa33