売れているのに潰れる理由|キッチンカー経営のリアル #2
キッチンカーの利益構造について学ぶ回
こんにちは、みちです。
イベントで行列。
SNSでも大盛況。
「めちゃくちゃ売れてる!」
なのに、突然閉店連絡がくる。。。

キッチンカー業界、実はかなり多いです。
私自身、キッチンカーを始める前、
一番気になっていたのは、
「実際、どれくらい利益が残るのか?」
でした。
SNSを見ると、
・イベントで大行列
・月商○○万円
・楽しそうな営業風景
こういう“華やかな部分”はたくさん見えます。
でも実際は、
「売上」と「手元に残るお金」は全然違います。
飲食業は、
想像以上に経費との戦いです。
今回は、
私自身の2025年の実績をもとに、
キッチンカーのリアルな利益構造を書いてみます。
地域や業態によって数字は変わります。
ただ、
「キッチンカーって、実際こんな感じなんだ」
という感覚が、
得られる内容になっています。
売上100万円でも、“全部が利益”ではない
まず最初に伝えたいのは、
「売上100万円=儲かっている」
ではないということです。
ここ、
かなり勘違いされやすいです。
では実際に、
「売上100%のうち、何にどれくらい消えていくのか?」
2025年の実績ベースで、
かなりリアルな数字を出してみます。
比較として、
一般的な飲食店も並べています。
※注意点として、
個人事業のため、キッチンカー側の営業利益には「自分の労働報酬」も含まれています。
こうして見ると、
かなり違いがあります。
「家賃」と「人件費」
特に大きいのは、
「家賃」と「人件費」です。
一般的な飲食店は、
・原価率30%前後
・人件費30%前後
・家賃10%前後
このあたりが目安と言われています。
つまり、
固定費がかなり重い。
売上があっても、
利益が残りづらい構造なんですよね。
営業利益10%を超えると優良店
と言われる世界です。
一方で、
キッチンカー。
原価率自体は、
そこまで大きく変わりません。
まず違うのは人件費。
キッチンカーは、
基本的に“ワンオペ設計”です。
そのため、
自分以外の人件費をかなり抑えやすい。
家賃は主に駐車場。
固定店舗ほど重くありません。
これはかなり大きいです。
「出店料」と「消耗品費」
ただし、
代わりに別のコストがあります。
・出店料
・消耗品費
・ガソリン代
・車両維持費
・(必要に応じて)拠点の家賃
このあたりです。
消耗品=包材ですね。
想像以上に積み上がります。
カップ、
フタ、
スプーン、
袋、
ナプキン。
キッチンカーは、
持ち帰り前提なので、
お皿で提供する飲食店と比べると、
消耗品コストが高くなりやすいんですよね。
また、家賃がない代わり?に、
「出店料」を払うことがあります。
これは固定額の場合もあれば、売上に対して歩合で設定されていることもあり、
キッチンカーの利益構成では大きな割合を占めることになります。
営業利益30%!?|“ラクに儲かる”とは全然違う
特に注目する項目としては営業利益ですよね。
しかしこれは、「ラクに儲かる」
とは全然違います。
ここ、
かなり誤解されます。
利益率だけ見ると、
「キッチンカー、めちゃくちゃ良さそう」
に見えるかもしれません。
でも実際、営業利益には、
・仕込み
・移動
・片付け
・SNS発信
・経理
・出店調整
など、
「見えない経費」が含まれます。
営業利益=自分のお給料ではあるんですが…
P/L表では見えない苦労も結構あります。
ここら辺は#1で詳しく書いていますので合わせてご覧ください。
開業前に知っておきたかったこと|キッチンカー経営のリアル#1
営業利益30%ということは…?|みんな大好き皮算用
では、
みんな大好き皮算用の時間です。
営業利益率30%前後で考えると、
どれだけ手元に残るのか?
ざっくり計算してみましょう。
副業で土日イベント出店
→ 月商50万円(平均8万円×6日)
→ 手残り15万円前後
50万円は無理でも、30-40万円ならかなり現実的!
平日ランチ営業メイン
→ 月商100万円(平均5万円×20日)
→ 手残り30万円前後
週3なら60万円+も狙える!
小〜中規模イベントを回す
→ 月商150万円(平均10万円×15日)
→ 手残り45万円前後
ここまでこれば周りから注目されるレベル!
大型イベントにも出店
→ 月商200万円(平均15万円×13日)
→ 手残り60万円前後
ここまで出来れば、頭一つ抜けたキッチンカー!
もちろん、
税金や社会保険の支払いがあればここから引かれますが、
どうでしょう?
稼げるイメージは湧きましたか^^
Tips|利益率を高める工夫
事業経験がある方は、
すでに気づいていると思います。
大事なのは、
「どれだけ売るか」
ではなく、
「どれだけ残るか」
です。
利益率を高める方法はいろいろありますが、
キッチンカーで特に大きいのは、
原価率を工夫する
出店料が低い場所で大きく売る
この2つです。
特に出店料。
かなり利益に効きます。
大型イベントで売上が伸びても、
出店料が売上の20〜30%だと、
「思ったより残らない」は普通にあります。
逆に、
地味でも意外と人が集まり、出店料低くできる場所。
こちらの方が、
利益が安定することもあります。
「売上を伸ばすゲーム」は表向き。
ホントに取り組むのは、
「利益を残すゲーム」
のほうだと思っています。
大切なのは、キッチンカー経営の「目的」
そして最後に、
一番大事な話です。
結局、
「営業利益率が何%か」
より、
「なぜキッチンカーをやるのか?」
の方が大切です。
・副業として収入を増やしたい
・専業として生活したい
・地域活動として続けたい
・企業PRとして活用したい
・将来の店舗開業につなげたい
目的によって、
必要な利益は変わります。
だから大切なのは、
“自分に必要な手残り”を知ることです。
そこから逆算すると、
必要売上も見えてきます。
したたかさ^^、
かなり大事です。
あなたなら、
「月いくら残ればやってみたいですか?」
ぜひ聞いてみたいです。
まとめ
キッチンカーは、自由な働き方の1つです。
でもその代わり、
“全部自分”
になります。
売上が良い日も悪い日も、
全部自分。
その自由さを楽しめる人には、
かなり面白い仕事だと思います。
=====
次回は、
・キッチンカーを始めるために最初にすること
費用感、スケジュール、TODOリストまで、
具体的に書いてみようと思います。
興味ある方は、
登録してお待ちくださいね。
では。


